1-08.図と歴史で読み解く首都圏の住宅価格

住宅の価格は、時代によって変遷していきます。
街の歴史と大きく関連している住宅価格ですが、ここでは首都圏の例を挙げて図と歴史からご紹介していきます。

江戸時代より前の東京は、武蔵野の小さな村にすぎませんでした。
徳川幕府の時代に入ると東京(江戸)は徐々に開発され、政治や経済の中心地として発展していったのです。
そのころの東京は現在とは異なり、江戸城のある東部地域が中心でした。

明治維新ののちも東京の中心地は変わらず東部地域でしたが、
1923年(大正12)の関東大震災をきっかけに、東京の人口は西に移っていきます。
それまでは郊外というイメージがあった新宿や渋谷、荻窪、田園調布などが開発され、
住宅街として生まれ変わりました。
その後、1945年(昭和20)の東京大空襲を経て、人口はさらに西へと移動していったのです。

現在の首都圏で最も住宅価格が高いのは、山手線内のエリアといわれています。
特にそのエリアのなかでも、中央線の南側の地域は高価格となっています。
次いで住宅価格が高いのは山手線の西側エリア、その次が東側エリアとなります。
首都圏エリアでいえば、東京都の価格指数を100とすると、
神奈川県が55、埼玉県が34、千葉県が23となっています。


→”1-09.店を見れば街が、品揃えを見れば人が分かる“を読む

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